光合成とクロロフィル蛍光

パルス変調を用いたクロロフィル蛍光測定は、近年発達した手法です。光化学系IIの最大量子収率、電子伝達の量子収率、エネルギーの熱放散の効率などを簡便に測定できるため、急速に使用例が増えています。また、植物体の葉をそのまま非破壊的に測定できること、海水中のプランクトンの光合成活性をそのまま測定できることなどから、野外での測定などにも応用例が広まり、さまざまな解析方法が発達してきました。 一方、測定自体は「ボタンを押すだけ」に近く簡単であるにもかかわらず、その原理は十分に理解されているとは言えず、測定はしてみたもののデータの解釈がわからない、などという声も聞きます。このホームページは、パルス変調を用いた蛍光測定、光合成測定などに関する情報を共有することを目的として設置しました。

光合成研究法

以下のオンライン教科書を元に、北海道大学低温科学研究所から出された「光合成研究法」にクロロフィル蛍光の測定に関する方法論を書きました。誰でも無料でダウンロードできますので、参考にして頂ければと思います。

クロロフィル蛍光と吸収による光合成測定」 2009年

クロロフィル蛍光測定に関する情報

クロロフィル蛍光と光合成に関するQ&A(2022.10.25更新)

パルス変調クロロフィル蛍光測定におけるデータの解釈(PDFファイルです)

クロロフィル蛍光と光合成に関するニュース(2004.4.16)

パルス変調と蛍光を用いた光合成の測定ワークショップ(July 10-11 and 29-30, 2002 開催)

クロロフィル蛍光と光合成に関するリンク集(2004.11.17)

光合成とクロロフィル蛍光に関するオンライン教科書

こちらは記録のために残しておきますが、これをもとに新しい情報、引用文献なども加えて上記の光合成研究法に方法論を書きましたので、そちらをご覧いただいた方がよいと思います。

クロロフィル蛍光と光合成(理論編)(2003.1.30改訂)

クロロフィル蛍光と光合成(測定編)(2003.7.9改訂)