先端生命科学入門 第13回講義

成体脳のニューロン新生

Q:今回は出席した学生が自分だけであったこともあり、普段はなかなか聞けないような話もして頂けて非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。まず「脳の局所領域に電気刺激を与えると、頭の中にalphabetが浮かんだり、風景が浮かんだりする」というのは衝撃的でした。どの神経を刺激したら、何が頭の中に浮かぶのか?というところまで区別して刺激を与えられるなら、記憶と神経回路を1対1対応させるようなmapが作れないものかなぁ・・・?、と。また「夢を見るときにまず視床の部位が活性化する」と言う話にも興味を覚えました。そもそも何で静止電位が浅くなるのか?と言うことも不思議でしたし、視床が何によって活性化されるのか?ということも疑問に感じました。今回のメインテーマでもあった海馬の話では、やはり、海馬におけるニューロンの新生とSTMに関係があるのではないか?というところが気になりました。何かを覚えようとしている時と、何もしていない時でニューロンの新生スピードが変わったりしたら面白いのでは・・・マウスの新生ニューロンをGFPで染色して観察、とか出来ないものかなぁ・・・等々今回の講義には色々と考えさせられるところが多かったです。