読書記録2018
最近、一度読んだ本でも忘れていることが出てきて年を感じます。ひどいときは、新しく読む本だと思って、面白く読み進めていくうちに、何だか知っている気がしはじめて、読み終わる頃に、そういえば昔読んだことがあったと思い出すこともありました。「常に新鮮な喜びが味わえてうらやましいこと」などと言われる状態です。そこで、新しく読んだ本を忘備録としてここに書いておくことにしました(平成14年3月開始)。「新しく読んだ」というだけで、別に新刊の本とは限りません。
「公家たちの幕末維新」 刑部芳則著、中公新書 平成30年9月読了
周というのは、半ば伝説の国なのだと思っていましたが、今やずいぶんいろいろなことがわかっているのですね。ギリシャでもそうですが、よくもまあ、これだけ古い時代から、人間に多様なことをやっていたのだと呆れます。
「宇宙は無数にあるのか」 佐藤勝彦著、岩波新書 平成30年6月読了
同じ著者による宇宙論をもう一冊。これも、面白いのですが、素人としては、結局、結論は何なのか、という点が気になってしまいます。それでは、科学者としてはいけないのかもしれませんが。
「宇宙論入門」 佐藤勝彦著、岩波新書 平成30年5月読了
インフレーション宇宙の提唱者の著者による宇宙論の入門。研究の進行過程の臨場感にあふれる記述で、理論もわかりやすく説明されてはいますが、これが結論、というところまで行っていないので、何がどこまで本当なのかが今一つわかりませんね。
「周ー理想化された古代王朝」 佐藤信弥著、中公新書 平成30年2月読了
周というのは、半ば伝説の国なのだと思っていましたが、今やずいぶんいろいろなことがわかっているのですね。ギリシャでもそうですが、よくもまあ、これだけ古い時代から、人間に多様なことをやっていたのだと呆れます。
「宇宙背景放射」 羽澄昌史著、集英社文庫 平成30年1月読了
宇宙論の本は、いろいろ出ていますが、実験で仮説を検証する側から書かれた本として新鮮に読みました。副題に「「ビッグバン以前」の痕跡を探る」とあるのですが、「以前」ではなく、「直後」なのではないのでしょうかね。