ペットボトルで水草の出す酸素を集める実験がうまくいかない
ペットボトルに水をいっぱいに詰め、オオカナダモなどの水草を入れて、光を当てることによって酸素の発生を見る実験ですね。これは、単に水と水草をペットボトルに入れるだけなので、あまり失敗のしようがありません。ただ、もし、泡が出ないようでしたら、いくつか原因を考えることはできます。まず、光が弱すぎると酸素は出ません。太陽の光に比べると、蛍光灯の光などはかなり暗いので、かなり近づけても光不足になる可能性はあります。逆に太陽の光は強すぎる場合があります。光自体はある程度強くても平気だと思うのですが、日向にペットボトルを放っておくと、太陽の光によってペットボトルが熱くなってしまう可能性はあります。当然ながら、ゆだった水草は光合成をしません。また、オオカナダモの状態も重要です。購入したては元気でも、しばらく水槽に入れて暗い室内に放っておいたような場合、元気がなくなっている場合があります。新しい葉がどんどん増えているようなら問題ありませんが、1週間たってもほとんど変化がない場合は、生きてはいても弱っている可能性があります。最後に水草の茎から泡が出るのを観察する場合は、切り口がきれいな方がうまくいきます。カミソリですぱっと切るとよいのですが、ぐちゃっとつぶれたりすると、うまくいかない場合があります。