日本植物生理学会シンポジウム
環境変動に対する葉緑体の防御メカニズム
オーガナイザー: 園池公毅
移動の能力を持たない植物は、環境の変動にさらされてもそれを避けることができません。そして、そのようなストレス下においてもっとも傷つきやすいのが光を集める葉緑体です。植物が持っている葉緑体の防御メカニズムを、様々な視点から5人の演者の方に紹介して頂くことにしました。
日時:2005年3月24日(木) 13:30−16:30
場所:朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)Z会場
座長:鹿内利治(九州大)、坂本亘(岡山大)
「環境変動下の植物における光合成系の重要性ーイントロダクションー」
園池公毅(東京大)
「光化学系の防御メカニズムはどこまで解明されたか?」
西山佳孝(愛媛大)
「光化学系 I における余剰光エネルギーの行方は? —ATP合成酵素εサブユニットの挙動からの考察—」
明石欣也、上妻馨梨、横田明穂(奈良先端大)
「リンゴ酸バルブは葉緑体を過剰な還元力から保護するか?」
谷口光隆(名古屋大)
「ミトコンドリアによる葉緑体の防御メカニズム」
吉田啓亮、野口航、寺島一郎(大阪大)
「光傷害防御に役立つ葉緑体の移動」
加川貴俊(筑波大)
総合討論
司会 久堀徹(東工大)、高橋裕一郎(岡山大)