藍藻の分子生物学2005

今回の「藍藻の分子生物学」研究会の特集テーマは「藍藻の多様性」です。口頭20題、ポスター30題の発表がありました。

2005年12月

オーガナイザー 佐藤直樹(東京大学)
田畑哲之(かずさDNA研究所)

プログラム

第1日(12月5日(月))

13:30 - 13:40 佐藤直樹(東京大) はじめに

13:40 - 14:00 宮下英明(京都大) シアノバクテリアの多様性と不思議

14:00 - 14:20 坂本敏夫(金沢大) 陸棲藍藻イシクラゲ(Nostoc commune)の耐乾燥性と適合溶質

14:20 - 14:30 片山光徳(東京大) 空中に糸状体を伸ばすシアノバクテリアの紹介

14:30 - 14:50 三室守(京都大) シアノバクテリアの多様性を用いて酸素発生型光合成の中心課題を解く

14:50 - 16:20 ポスターセッション1

16:20 - 16:40 池内昌彦(東京大) シアノバクテリアゲノムの光環境応答の分子機構:センサーから環境順化

16:40 - 17:00 福澤秀哉(京都大) 緑藻とシアノバクテリアにおけるCO2欠乏と強光ストレス応答の共通点と相違点−トランスクリプトーム解析からのアプローチ

17:00 - 17:20 佐藤直樹(東京大) 藍藻と色素体の系統関係についての再検討

17:20 - 17:40 増川一(早稲田大) 藍色細菌による光生物的水素生産の改良に向けた研究

17:50 - 懇親会

第2日(12月6日(火))

09:20 - 09:40 日原由香子(埼玉大) Synechocystis sp. PCC 6803の低分子量転写因子Ssl0564による光合成電子伝達に依存した転写制御機構

09:40 - 10:00 田中寛(東京大) Synechocystis PCC 6803におけるグループ2シグマ因子の機能−糖異化を活性化するシグマ因子SigE

10:00 - 10:20 藤田祐一(名古屋大) 藍藻Plectonema boryanumにおけるニトロゲナーゼ類似型プロトクロロフィリド還元酵素の生理学的役割

10:20 - 10:40 小俣達男(名古屋大) 潜在的硝酸イオン輸送活性をもつSulPホモログの活性制御

10:40 - 11:00 休憩

11:00 - 11:20 得平茂樹(埼玉大) Anabaena sp. PCC 7120におけるヘテロシスト分化過程での遺伝子発現制御

11:20 - 11:40 村田紀夫(基生研) 藍藻Synechocystisのセリン/スレオニンタンパクキナーゼ

11:40 - 12:20 ポスターセッション2

12:20 - 13:20 昼食

13:20 - 13:40 寺内一姫(名古屋大) KaiCリン酸化サイクルによるシアノバクテリアの計時機構

13:40 - 14:00 石浦正寛(名古屋大) 藍色細菌の生物時計装置の原子レベルでの解明

14:00 - 14:15 休憩

14:15 - 14:35 中本準(埼玉大) 集光性超分子フィコビリソーム構成ポリペプチドと分子シャペロンの相互作用

14:35 - 14:55 和田元(東京大) シアノバクテリアにおけるホスファチジルグリセロールの機能

14:55 - 15:15 鈴木石根(筑波大) 膜脂質の流動性と低温条件化での遺伝子発現

15:10 - 15:30 藤田信之(製品評価技術基盤機構) スピルリナのゲノム解析

15:35 - 田畑哲之(かずさDNA研) おわりに