藍藻の分子生物学2001
今回の「藍藻の分子生物学」研究会は、「藍藻ゲノム」、「バイオインフォーマティクス」、「ファンクショナルゲノミックス」、「シグマ因子・ストレス応答」、「生物時計・光化学系」、「電子伝達・光合成炭素窒素同化」の6つのセッションを設けて、口頭発表29題の講演が行われました。
2001年12月
オーガナイザー 杉田護(名古屋大)
石浦正寛(名古屋大)
村田紀夫(基生研)
プログラム
第1日(12月21日(金))
13:00 - 13:05 はじめに
13:05 - 13:20 杉田護(名古屋大) Synechococcus 6301株のゲノム解析
13:20 - 13:35 高部昭洋(名城大) 耐塩性藍藻Aphanothece halophyticalのゲノム解析
13:35 - 13:50 金子貴一(かずさDNA研) 藍藻ゲノムの構造決定と比較ゲノム解析
13:50 - 14:05 福澤秀哉(京都大) Synechocystis遺伝子破壊株の整備と利用
14:05 - 14:20 宮下英明(東京農工大) Gloeobacter violaceusの分子系統位置とゲノム解析への期待
14:30 - 14:50 金久實(京都大) シアノバクテリアデータベース
14:50 - 15:10 佐藤直樹(埼玉大) シアノバクテリアゲノムの情報解析
15:10 - 15:30 由良敬、郷通子(名古屋大) 藍藻ゲノムにおける3Dキーノートと機能予測
15:30 - 15:50 西川建(遺伝研) GTOPデータベース:藍藻ゲノム中の偽遺伝子
16:05 - 16:20 吉川博文(東京農大) Synechococcus sp. PCC 7942株における酵母2ハイブリッドライブラリーの作製とスクリーニング
16:20 - 16:40 佐藤修正(かずさDNA研) 酵母two-hybrid系を用いたSynechocystis蛋白質相互作用の大規模解析
16:40 - 16:55 日原由香子(埼玉大) Synechocystis sp. PCC 6803において光合成電子伝達鎖のレドックス状態により制御される遺伝子の探索
17:10 - 17:30 大森正之(東京大) 藍藻におけるcAMP信号カスケード
17:30 - 17:50 池内昌彦(東京大) Synechocystisの運動(走行性)の遺伝子、タンパク質の解析
17:50 - 18:10 村田紀夫(基生研) 藍藻における環境ストレスの効果とシグナル伝達系
18:10 - 18:30 総合討論
18:30 - 懇親会
第2日(12月22日(土))
08:30 - 08:45 朝山宗彦、白井誠(茨城大) 藍藻6803株の転写装置におけるシグマ因子遺伝子の機能解析
08:45 - 09:00 田中寛(東京大) シグマ因子と窒素制御
09:05 - 09:25 林秀則(愛媛大) シアノバクテリアの重金属ストレス耐性−構造生物学的解析
09:25 - 09:45 重岡成(近畿大) 藍藻の光・酸素毒防御系の分子機構
09:45 - 10:00 岡田克彦、都築幹夫(東京薬科大) Synechocystis PCC 6803における脱水・乾燥ストレス応答
10:00 - 10:20 近藤孝男(名古屋大) シアノバクテリアの概日時計蛋白質によるkaiABCの転写制御
10:20 - 10:40 岡本和久、石浦正寛(名古屋大) 藍色細菌Synechocystis sp. PCC 6803における概日時計遺伝子群kaiの機能解析
10:40 - 11:00 和田野晃(大阪府大) 藍藻における光化学系とRuBisCOによる光合成調節
11:00 - 11:20 沈建仁(理研) 藍藻光化学系Ⅱ複合体の3次元立体構造
13:30 - 13:50 小池裕幸(姫路工大) ycf33欠失変異体と環状電子伝達系
13:50 - 14:05 藤田祐一(大阪大) 藍藻の光非依存性プロトクロロフィリド還元酵素の生理生化学的解析
14:05 - 14:25 長谷俊治(大阪大) 藍藻の光合成炭素・窒素同化の協調性に関与するフェレドキシン依存性グルタミン酸合成酵素の生理機能
14:25 - 14:45 小俣達男(名古屋大) 炭素欠乏に応答した遺伝子発現調節機構
14:45 - 15:05 小川晃男(名古屋大) 4つの無機炭素取り込み系
15:05 - 15:30 総合討論